オニュウの下着ってちょっとウキウキしません?

ま、まさかそれが原因でこんなことになるとわ・・・






男子テニス部レギュラー陣パンツ論議の巻








オニュウの下着を身に着けて少しウキウキしてる今日、一時間目の休み時間に、第一の刺客はやってきた。


兎にも角にも私は今強靭な足筋を駆使し音楽室までの長い長い道のりを走っている。理由は単純に移動教室なのを忘れてただけ。心の中ではなんでこんな走らなきゃならないんだと思っても、誰を攻めることも出来ないんだけど・・・教えてくれてもよかったんだよまゆちゃん。一人で先行くなんてちょっと酷くないかなぁ〜
・・・でもまぁそんな事言ったってまゆちゃんが聞くわけじゃないしね、兎に角今は授業に間に合うように走るしかない。何せ教科は音楽。遅れて紫スカーフのブルジョアと居残り授業なんてさせられたら私の精神が破壊しかねないからね。

テニス部のように



「オニュウのピンク似あってるわぁ〜」

音楽室まではあとこの階段を上りきるだけ。というところまで来たとき、アノクソエロイ声が私にかけられた。

オ、オニュウ・・・?・・・ピンク・・・?

私はとっさに後ろのスカートを両手で押さえて振り向く。そこには笑顔で手を振るエロ眼鏡と向日先輩がいた。

「ま・・・まさか・・・」

パンツ見られた!?

「ピンクはええけど、もっと色っぽいののが好みやわ〜紐パンとか脱がすの燃えるやん」
「紐はちょっとエロ過ぎだろ。」
「そんなことないで。やりすぎぐらいがとうどええっていうやん。な?」

あまりの恥かしさにその場にへたり込んだ私をよそに、淡々と好みのパンツ論議を始めて、その上同意までもとめてきた先輩にもはや開いた口がふさがらない。そして動けない。

「なぁちゃん・・・って、聞いとる?」
「放心状態ってこのことを言うんだな。」

階段にへたり込んで動かない私を見かねて、手を貸そうと近づいてくる忍足先輩。その親切心だけ抜き取って後の全てをゴミ箱にポイしたい。

・・・あれ・・・そういえば、なんでオニュウの下着ってわかったんだろう・・・・

そういう意味を込めた視線を投げかければさもそう当然のように笑顔で答える忍足先輩に、私は口元が引きつるのを隠せなかった。

「そんなのいつもチェックしとるからにきまっとるやん。」





衝撃的なアノ事件の後、授業もそっちのけで泣きはらした目をこすりつつなんとか放課後まで乗り切った私は今、地獄の部活に向っている途中。
行きたくない。出来るならこのまま帰ってなーんにも考えないで寝てしまいたい。・・・そんなことしたら絞め殺されるだろうから出来ないけど・・・

そんな哀れな私に第二、第三、四・・・・の刺客が一気に襲い掛かる


部室の扉に手を掛けるとなにやら中が騒がしい。

「あたしが来る前に誰かが来てるなんて珍しい・・・」

嫌な予感を感じつつも静にドアを開けて中を覗くと、異様な空気に包まれた部室の中にはすでにレギュラー陣が集合していて、その視線を一気に受けることになった。こんなに注目されるなんてファンの子ならそりゃたまんないだろうけどね、あたしは全然嬉しくないし、寧ろ恐いぐらいだよ。

「あ・・・ど、どうも・・・皆さんお早いですね・・・」

誰とも目を合わせないようにそういった私は突然芥川先輩に手を握られた。

「!?」
「俺ピンクのスケスケがいいC−!!」
「えぇ!?」

頭のパーになったらしい芥川先輩を皮切りに、次々と先輩達がわけのわかんないことを言い出し始めた。そんな姿に恐怖すら覚える。

「聞いたぜ。お前今日はフリフリピンクの下着なんだってな、あーん?」
「ななな、なぜそれを!?」
「忍足が言ってたぜ。」
「お、忍足先輩!!」
「そんな睨まんといてや。ええやん、減るもんやないんやし。」
「そういう問題じゃないじゃないですか!!なんで止めてくれなかったんですか向日先輩!!」
「俺ら変態だからパンツネタで盛り上がりたかったからだろ」
「・・・嘘も方便という言葉を知らないのですか・・・?す、少しオブラートに包んだろうがいいと思いますよ・・・」
「無理だよちゃん。ここの先輩は皆変態って言われて喜ぶような人たちばっかりだから。俺は好きだよピンク。」
「人の事いえない・・・宍戸先輩!!」
「お、俺か!?俺は白が・・・純情って感じだろ?」
「あ、いや、別に好みを聞いたわけじゃ・・・」
「諦めたほうがいいよちゃん。所詮皆己の欲望には勝てないんだからね。僕はブルー系のシンプルなのがいいかな。日吉は?」
「ピンクにハートとかあるのがいいですね。女の子って感じで。」
「何言ってやがんだ。黒だろ黒。ピンクなんてガキの色じゃねぇか。」
「だって、ちゃんペッシャンコだし黒は似合わないよ!!」
「滋郎甘いわ。そのペッシャンコなのにエロイ黒っていうアンバランスが逆に萌えるんやろ」
「・・・いや、白だろ・・・」
「黄色っていうのもいいでよね」
「ドットの水色ってかわいいよね?ね、日吉」
「もう、ヤバイですね。鼻血ブーですね。」

「どれもいいよな。・・・、今出た色1回全部着てミソ?ここで。」

すでに話しにツイいていけなくなっている私に、向日先輩はでかすぎる爆弾を投下した。いやいや、マジないだろそれ。無意識だろうが流石に許されないでしょ?ほ、ホラ見ろよ脳みそがミジンコ並みの先輩どもの目が本気になり始めたからっ!!特に跡部先輩と忍足先輩!!

「そうだな、どれが一番いいかここでけり付けようじゃねぇの」
「せ、先輩・・・私の思い違いでなければ、なななぜか好みの下着の話から私に似合う下着の話にかわってませんか・・・?」

「そんなこと知らねぇよ。いいから脱げ、そして着ろ。今下着用意してやる。光栄に思えよあーん?」
「流石跡部!楽しみやわ〜ちゃんの下着姿。あースケスケのおパンツから伸びる惜しげもなくさらされた白い足。まだ発展途上のチッコイ胸。萌えンジャーとして黙ってられへん!」
「ははは、キモイですね忍足先輩。くれぐれもテント張らす様なマネしないでくださいね。深夜枠になっちゃいますから。」
「大丈夫だよ長太郎。そんなことしたら忍足のピーを握りつぶさせるから宍戸に。」
「なんで俺なんだよ!」
「ダメです宍戸さんには俺のを握ってもらいます!」
「うわー長太郎キモイC〜モーホーだモーホー」
「クソクソゲロイもん見せんじゃねぇーよ!ばーか。なぁ!」
「えぇ!?そ、そんなの振らないでくださいよ・・・」
、先輩達にかまうことない。下克上だ!!ピンクのハート柄っ!!」

なんなんだこの人たち・・・ホモとかいるし変態いるし、日吉先輩支離滅裂すぎて何言いたいかまるでわかんないんだけど。

てゆうか忍足先輩キモイ。死ねばいい馬鹿足先輩なんか

これはもう逃げるしかない。だって部活どころじゃないし、こんなとこにいたら脳みそ腐って先輩達と同類になるのがオチだ。そんなのやだ。蓮兄に嫌われる!!

そうだ!!樺地先輩は?純粋無垢なエンジェル樺地先輩は!?唯一見方になってくれそうな人は彼しかいない。

きょろきょろと見回すと、部屋の隅になにやら読み物をしている樺地を発見した。助かった・・・しかし、地獄に差す一筋の光に伸ばした手は無常にも殿に掴みとられてしまったのだ。

「逃げようなんて上等じゃねぇーの、あーん?

おめぇの貧相な体でも着飾りゃどうにかなんだよ」


本人の目の前で悪口はいけないと思います。



結局下着姿になるのは免れたけど、じゃぁ俺が、と名乗り出た忍足先輩の史上最強に気持ち悪いプラ姿を見なきゃなくなった。

忍足先輩自分の鞄からブラ出してたけど犯罪じゃない?

夢でうなされそう・・・










あとがき

久々の更新かと思ったらこっち系
しかも中途半端。だけど許してください