02
「どーも、おはようございます先生。太もものチラリズムがそそりますなぁドキッと来る〜。
と、いうことなんで、とりあえず何か履くものを貸してください、忘れてきてしまったのです!!」
3回ほど犬に追いかけられ、同じところをぐるぐると5回回ったあげく、道に迷って2時間遅刻したほかは何事もなく無事到着できたし、
持ち前のポジティブさで先生達の白い視線もカバーできた。極度の方向音痴の彼女にしてみればこれでも上出来
ちなみに、先生の太もものチラリズムはの妄想の幻で、実際はそうではない。時々現実と妄想の区別が付かなくなっちゃうらしい。
「さん。初日からの遅刻は感心できませんね。もちろん!!常日頃の遅刻もです。決められた規則をきちんと守るように。わかりましたね?」
しかし、からはデヘデヘニヤついているばかりで反省する様子は見受けられない。
何を言おうが無駄だと折れた先生は、さっさと教室へ行くように促した。
「あなたの教室は3年5組です。教室ぐらい一人で行けますね?」
「先生!!馬鹿にしちゃいけませんよ。いくら私が筋金入りの方向音痴だからといって、
教室に行く道がわからないなんてことはあるわけがないのです。30分程度詳しい道のりを説明してもらえれば1週間ぐらいで覚えられます。」
瞬間、先生はこの生徒の為に廊下に道しるべとなる矢印を張らなくてはならないと感じた。
「ふぉっふぉっふぉっふぉっ、ここが私の教室・・・髪の毛よーし!顔よーし!制服よーし!スマイルよーし!可愛さよーし!きゃ、私完璧!!」
先生に教室まで案内されたは、第一印象を完璧にすべく、入念に全身をチェックする。
ちなみに、スリッパを借りて履いているのでそこは心配ない。
「んふふふふふふ」
そして、入念なチェックの末扉に手をかけ・・・
「レディース&ジェントルメーン!!お待たせしました、皆のアイドル・と申します。11月6日生まれのさそり座。小柄ですが意外と巨乳でしてへっへっへ。見んなのアイドルだから彼氏は募集してません!!
どうぞみなさんよろし・・・く・・・・あれぇ?」
元気よく教室へ入ったはいいが、どうやらこの時間移動教室だったらしく、そこには誰もいなかった。
アレちょっと先生話がちがくない?そう問いかけようとして振り向いたときにはすでに先生もいなかった。
「うほっ、素敵な殿方発見!!お〜い、そこの殿方ぁ〜」
アレから誰もいない教室を出て方向音痴のくせに校内探索に出掛けたは体育館へ続く渡り廊下を歩いていた。
すると、そこへ哀れにも体育館でなにやら仕事をしていた生徒がやってきてしまった。
は叫びながらズダッとコンマ何秒の速さでその生徒の前に到着、目をキラキラさせながら「ワッチュァネェイム?」と尋ねたのだ。
「ムッ、人の名を尋ねる時はまず自分からなのるのが礼儀というものだろう。」
「きゃーお侍様だな、こりゃ失礼いたしました。私本日付けで転校してまいりました3年、と申します。11月6日生まれのさそり座是非ともあなたに武士道精神を学びたく参上仕った。」
「な、なに!?武士道精神だと・・・うむ。と言ったな。若いのになかなかの心がけだ。俺の名は真田弦一郎。三年だ。」
「お、おぅなんとお似合いの名前でしょう。猛々しい!!素敵!!」
そう言ったは勢いよく真田に抱きついて、ホレホレDカップのおっぱいですぞ〜とすりすりし始めた。
もちろん普段から女子の扱いに慣れてない真田は反射的にを突き飛ばす。
「グェ」
まったくウブなんだから〜と、に堪えた様子は全くといっていいほどない。なかなか凄まじい・・・奴だ
「だ、だ、抱きつくとはどういう用件だ!!貴様は武士道精神を学びたいのではなかったのか!?
し、しかも、おおおおお、おっぱ・・・きぇー!!!!!!」
「わーお侍様が怒ったぁ〜!これはもしやあれですな?時代劇によくある、
あぁ、お止めください!!
ぐはは、何を言うか!ほれほれ大人しくせい。
いやぁ!お許しをぉ〜アーレー!!
という濡れ場の入り?」
「違うわ!貴様の頭は一体どうなってるんだ!この破廉恥娘め!大体そのジャラジャラくっつけているものは何だ。」
その答えをが口にする前にチャイムが二人の会話を遮ってしまった。
「あれあれ・・・わたくしそろそろおいとまいたしますわ。
チャイムが鳴り終える頃には魔法が解けてしまいますの。でわ、ご機嫌よぅお侍様〜」
「こら待たんか!!」
しかしそんな真田の怒声はすでに校舎内に消えていたに届くことはなかった。
あとがき
弦米と接触。
さっさと本題に入れるように頑張ります。