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真新しい制服、真新しいカバン、真新しい靴
気分はピカピカの一年生。
何もかも新しいものに身を包んで鼻歌を歌っているのはもちろん一年生ではなく、れっきとした中学三年生。
まぁ、確かに身長が149.7pしかなくて、童顔なら一年生に間違われてもしょうがない。
「うわぁ〜、やっぱりあたし何でも似合うなぁ」
姿見の前でこんなことを言っている彼女はこの物語の主人公。
恐ろしいナルシスト、妄想壁の持ち主で、俗に言うミステリーマニア。
つまりはハイテンションなオタクさんなのだ。
「これならどんな男も幽霊も私の魅力でいちころですわね。オホホホホホホホホ」
本人はいたって本気である。もちろん自分が他の人間にどう思われているかは知っている。
ただそれを本人はいたって気にしていないというなかなか図太い神経の持ち主なのだ。
それから、以上なのは本人だけではない。の親も近所では有名な変わり者だった。
「ねぇーちょっとー。そろそろ出ないと遅刻しちゃうわよぉ?」
このちょっと鼻にかかった声の持ち主がの母親。
自称永遠の16歳。変わり者というか・・・
「ホイホ〜イ」
はドレッサーの上に所狭しと散らばったアクセサリーの中から、いつものを探し出し、手馴れた仕草で身に着け始めた。
それはどれも普通の人が持っているようなのもではなくて、魔よけのネックレス、着けるだけで悪い霊から身を守れるイヤリング、
それから明らかに矛盾している霊をおびき寄せる指輪、ブレスレッドの数々。
これは、悪い霊はお呼びじゃないの、素敵な幽霊さんだけカモーン!っていうことらしい。
後は杖に引っ掛けてある白いリュックを背負うだけ。。この中には、霊に関するもの:勉強道具が7:3の割合で入っている。もうこの時点で、には勉強する気はないよね。
「そろそろ出発しなくてわ。うへへ
でもちょっと寄り道していこー。遅刻は転校初日の美少女の勤めですものぉ。」
もうずいぶん紹介が遅れたがは親の都合で北海道からここ神奈川に引っ越してきたのだ。そして、が新しくウキドキ学園生活を送ることに決めたのが立海付属中学。で、今日が転校初日。その転校初日に遅刻するのは美女の勤めと彼女が言うんだから、そうゆう事にしておいてあげよう。
「それでは母上行ってまいります!!ムフフ、かっこいい王子様と、素敵な幽霊さんを見つけちゃいますよ。たまらんすなぁ」
こうしては砂煙を巻き上げながら靴も履かずに出掛けていったのでした。
あとがき
こんな子がいたら毎日楽しいだろうなぁ・・・