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夜の校舎の廊下を足早に進む彼女は
不覚にも忘れてしまった宿題のために居残りをさせられた帰りだった。
廊下を照らすものは頼りない月明かりだけ。
夜の静寂が辺りを包み込んでいる。
――――――ペタッ、ペタッ・・・
ふと後方から濡れた足音が聞こえた。残っている先生だろうか。
しかし、その足音には不気味な違和感があった。
――――――ペタッ、ペタッ・・・
振り向くのを躊躇した。先生ならこんな時間に学校に残っている生徒に声を掛けないわけがない。
それに、懐中電灯の一つも持っているはずだ。
恐怖と不安で嫌な汗が流れた。握った掌がしめっけを帯びている。
「せっ、先生?・・・見回りですか・・・?」
意を決してゆっくりと振り向いた。
彼女の目には翻る赤が見えた。
そして恐ろしい形相と、鋭く光る鋭利なモノ
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あとがき
はじめまして。
至らないところもございますが、暖かく見守って欲しいです。